こんばんわ、瑠依です。
最近、少しずつ暮らしを見直すようになりました。忙しい毎日の中でも、自分の「好き」に囲まれて暮らしたい。そんな思いから始めたのが、自宅でのハーブ栽培です。
今回は、私が育て始めた「バジル」についてのお話。バジルを育てる楽しさと、それを使って作る我が家の定番メニュー「ガパオライス」のこと。
もし、あなたが今、自分らしいシンプルな暮らしに興味を持っているなら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
バジルを育てようと思った理由
バジルといえば、パスタやサラダ、ピザなどにも使える万能ハーブ。ですが、私が育てたいと思った一番の理由は「ガパオライス」に欠かせないからです。
私が大好きなタイ料理ということもあり、家でもガパオをよく作ります。
でも、スーパーで手に入るバジルは量が少なくて割高。しかも、風味が少し弱いことも…。
野菜高騰対策を兼ねて、「自分で育てたらどうだろう?」と思い、ホームセンターで苗と土、鉢を買ってきました。
【初心者でもできる】バジルの育て方の基本
1. 苗を選ぶときのポイント
初心者には、種からよりも苗から育てるのがおすすめ。
私が選んだ苗は、葉が青々としていて茎がまっすぐ立っている元気な子。できれば虫がついていないかもチェックしましょう。
2. 鉢と土の準備
- 鉢はプラスチック製の深さ20cm程度のものを選びました。
- 水はけの良い土(ハーブ用の培養土)を使用。
鉢の底には軽石を少し入れてから土を入れ、根を優しく広げて植えました。
3. 日当たりと水やり
- バジルは日光が大好き。ベランダや窓際のよく陽が当たる場所に置いています。
- 土の表面が乾いたらたっぷり水をあげるのが基本。過湿はNG!
朝に水をあげると、日中の光とともに元気に育ってくれます。
4. 摘心(てきしん)で葉を増やす
育てているうちに、背が高くなってきたら「摘心」がポイント。
- 上に伸びた茎の先端をカットすると、脇芽がどんどん増えます。
- これで、収穫量がぐんとアップ!
最初は勇気がいりましたが、思い切ってカットすると、そこからふたつ、みっつと葉が茂るようになるみたい。
バジルは虫がつきやすい?効果的な虫対策3つ
実は、バジルの葉は虫にとっても魅力的。特にアブラムシやハダニなどがつきやすいんです。せっかく育てても、葉っぱが穴だらけでは悲しいですよね。
そこで、虫対策をご紹介します。
1. 牛乳スプレーを使う
- 牛乳を水で2倍に薄めてスプレーボトルに入れ、葉の表と裏に吹きかけます。
- 牛乳が乾くと、虫の呼吸を妨げて駆除できるんです。
天然素材なので安心。週1〜2回がおすすめ。
2. 葉の裏までチェックする習慣を
バジルの害虫は葉の裏に隠れていることが多いです。
朝の水やりのときに、軽くチェックするだけで予防になります。
3. 風通しの良い場所に置く
密集していると虫が発生しやすくなるので、鉢同士を少し離しておくと◎。風が通るだけで、かなり違います。
本場タイのガパオと日本のガパオの違いとは?
実は、本場タイの「ガパオライス」に使われているバジルは、「ホーリーバジル(ガパオバジル)」と呼ばれる種類なんです。
スパイシーでピリッとした香りが特徴で、これが料理の決め手。
でも、日本ではホーリーバジルはあまり手に入りません。
今回私が育てているのは「スイートバジル」。葉が大きくて香りも柔らかめですが、これでも十分美味しいガパオライスが作れます。
むしろ、日本の家庭料理としてはこのスイートバジルの優しい香りがちょうどいいと感じています。

自家製バジルで作る、最高のガパオライス
育てたバジルで作るガパオライスは、香りがまるで違います。
スーパーのバジルでは感じられない、ピリッとした清涼感。
にんにく、唐辛子、ナンプラーの香ばしさと絡み合って、食欲をぐんとそそります。
レシピはまた別の記事で紹介しようと思っていますが、ひとまずは…
- 鶏ひき肉とにんにくを炒め
- ピーマンやパプリカで彩りを加え
- バジルを最後にたっぷりと!
卵をカリっと焼いて添えれば、至福の一皿が完成です。
50代からの「自分時間」の楽しみ方
バジルを育てるなんて、ほんの些細なことかもしれません。
でも、それが暮らしを少し豊かにしてくれることもあります。
人間関係や仕事、家庭のことで心が疲れることも多い。
だからこそ、自分だけの「好き」を見つけてみる。育てて、味わって、癒される。
そんな時間を、もっと大切にしたいと思っています。
あなたも、バジルから始めてみませんか?
もし、これからの暮らしを少し変えてみたいと思っているなら…
まずは、小さな苗をひとつ、手に取ってみてください。
ホームセンターのハーブコーナーには、バジルのほかにもミントやローズマリー、ちょっとした野菜の苗までずらり。見ているだけで楽しくて、つい目移りしてしまいます。
そんなひとつの苗が、日々の暮らしにふわっと香る彩りを添えてくれるはず。
土に触れて、葉の香りを感じて、育てたものを食卓にのせる。
その小さな喜びが、きっとあなたの毎日を少しだけ豊かにしてくれると思います。


